【全債務の免除|自己破産のメリット】

自己破産で大切なのは免責

自己破産のメリットは借金を全部帳消しにできる点です。

 

ただし、いくつか注意点もあります。

 

このテーマについてまとめました。

 

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自己破産の方が回復が早い場合も

債務整理には4つの方法があり、主に使われるのは任意整理、個人再生、自己破産の3つです。

 

一番ダメージの軽い任意整理を最初に検討し、それが無理なら個人再生や自己破産の検討に移ります。

 

しかし債務金額が大きい時はいっそ自己破産を選んだ方がその後の回復が楽な場合もあります。

 

無理な返済計画で任意整理を選ぶとギリギリの節約生活が長く続いてしんどい上、途中で挫折する可能性が高くなります。

 

そうなると結局は自己破産しか選択肢がないし、そこまで返済した分が全部ムダになります。

 

最初から自己破産を選んでいれば、そのお金は自分のものになっていたわけで、生活再建に大きく寄与していたでしょう。

 

個人再生もローン支払い中の持ち家を残して債務整理したい人以外にはあまりメリットのないものです。

 

官報に名前が掲載されることもブラックリスト10年も自己破産と変わりません。

 

そして返済計画が破綻すると職権破産と言って、強制的に自己破産に移行させられます。

 

すると、これもやはりそこまで返済した分が全部むだになります。

 

イメージだけでとにかく自己破産を避けようとする人がいますが、損得を冷静に吟味して債務整理の方法を選ぶことが大切です。

 

免責について

ただし、自己破産すれば自動的に借金が帳消しになるわけではなく、その後に免責を得て初めてそうなることを理解しておく必要があります。

 

自己破産の手続には同時廃止と管財手続がありますが、件数の9割を占める同時廃止では、申立てから免責までの所要時間は3カ月程度です。

 

自己破産する人のうち、9割は3カ月で借金から自由の身になっているのです。

 

一定以上の財産があったり、免責不許可事由の疑いがあったりして、管財手続になってしまった場合は半年〜1年くらいかかります。

 

債務者当人にとって自己破産を選ぶ目的は免責を得ることなので、自己破産する前に免責が得られそうかどうかはよく確認しておく必要があります。

 

この点については弁護士が助けてくれるでしょう。

 

免責不許可事由について

では、免責不許可になる可能性があるのはどのような場合でしょうか?

 

ギャンブルや風俗への浪費が主な使途だった場合

ギャンブルや風俗もちょっとぐらいなら、まず大丈夫です。

 

借金のストレスからついちょっと遊んでしまった程度なら、見逃してもらえるでしょう。

 

しかし、その使途の比率が非常に大きいとか、主にそれ目的で借金していたとなると、免責不許可となる可能性が大きいです。

 

ほかには旅行、ブランド品、趣味への浪費なども問題になります。

 

要するに自分が生きるため、家族を助けるために借金が増えてしまったのは許せるが、遊びのために借金していた奴はダメだということです。

 

ほかには最初から返済するつもりがないのに借りていたと判断される場合も免責不許可事由となります。

 

財産隠し

破産に先立って財産を隠していた場合も免責不許可事由となります。

 

その疑いがある時は、財産リストに何もなくても管財手続にされ、調査されます。

 

もし隠し財産が発見されれば、免責不許可になるだけでなく、刑法で罰せられる可能性があります。

 

偏頗弁済

破産前に一部の債権者に優先的に返済していた場合も免責不許可事由になります。

 

よくあるのは親からの借金や保証人付きの借金だけ先に返してから自己破産をするというやり方です。

 

弁護士からも事前に詳しく聞かれると思いますが、すでにやってしまっている場合は正直に話してください。

 

あとでわかると肝心の免責が得られない可能性があります。

 

非免責債権

さて、晴れて免責が得られたら、銀行、クレジットカード、信販、消費者金融などの貸金業者からの借金はすべて帳消しになります。

 

親や友人など個人から借りているお金も同様です。

 

しかし、免責を得てもなお、帳消しにされない例外の債務があり、それは非免責債権と呼ばれます。

 

その代表は滞納している税金です。

 

交通違反の罰金なんかも消えませんから注意しましょう。

 

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